ぶん文Bun

人から鬼へ、鬼から人へ。

鬼とはいったい何でしょうか。

なんとなくツノが生えているとか、虎の毛皮を身に着けているとか、そういったイメージが強いのではないでしょうか。

実は一口に鬼と言ってもその種類は意外に多く、元々神様だったり人だったり。

日本人が昔話の中で慣れ親しんできた鬼は、お姫様をさらったり村を襲ったりしています。

ですが同時に知恵者にやりこめられたり、かえって振り回されたりもする多彩なキャラクターであることはその来歴からも窺えます。

鬼と日本人。

今回は二つのテーマについて、知らなかった一面をのぞける本を選びました。

 

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夜の底は白

かの有名な川端康成の『雪国』に描かれるような銀世界。それは厳しい冬をどこか幻想的に見せてくれます。

しかしこの記事を書いているとまり木司書の出身は千葉県南房総市。常春の国と呼ばれる房総半島では冬の大西と呼ばれる強い西風が風物詩でしたが、一年を通して温暖な気候。積もるどころか降らない年がほとんどでした。

 

故に雪がとても珍しく感じ、年末に国見トンネルを抜けた時は路面の積雪に驚いて思わず車を降りてしげしげ眺めていました。

椎葉でも吹雪に見舞われたり雪道の歩き方を知らず坂から落ちかけたりしていますがやはり冬の間は用心しなければなりません。

というわけで、今回は雪にまつわる本の特集です。

 

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いきものあつまれ(新着棚更新!)

僕らはみんな生きている、生きているから出している。

というわけで、生き物にまつわる新着本、入りました。

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はじまりタワーの本たちが更新されました!

 

「はじまりタワー」とは?

「どの本を読んだらいいかわからない……。」という親子さん向けに

あたらしい物語との出会い、読書や読み聞かせのスタートになりそうな本たちを集めた

その名も「はじまりタワー」

乳幼児~小学校低学年くらいのお子さんを対象に絵本をセレクトしています。

 

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カステラとねむれない夜の子供たち

大きなまあるいお鍋の中のふっくらしたカステラ。

まだまだ眠たくないと駄々をこねてこっそり起きていた夜。

おぼろげだけど、どこか懐かしいその記憶を丁寧に切り取ってやさしく包んでくれた絵本。

『ぐりとぐら』でお馴染みの中川李枝子さんと『ねないこだれだ』で有名なせなけいこさん。

こどもたちと同じ目線で紡がれる世界は大人になった私たちにも優しく寄り添ってくれます。

 

今年訃報が発表されたお二人を偲んで遠い思い出を振り返ってみましょう。

眠れない夜に黄色いおおきなカステラを思い出して。

 

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一緒に生きている(新着棚更新!)

年齢。性別。障がいの有無。国籍と国境。宗教。民族。言葉。などなど。
日ごろ私たちが惑わされがちな、様々なフィルター。
でも、フィルターの有る無しに関わらず、私たちはすでに、すぐ隣の誰かと一緒に生きているのです。

というわけで、いっしょに生きることを考える新着本、入りました。

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