一緒に生きている(新着棚更新!)
年齢。性別。障がいの有無。国籍と国境。宗教。民族。言葉。などなど。
日ごろ私たちが惑わされがちな、様々なフィルター。
でも、フィルターの有る無しに関わらず、私たちはすでに、すぐ隣の誰かと一緒に生きているのです。
というわけで、いっしょに生きることを考える新着本、入りました。
まずは全周。
では、いつもどおり細かく見ていきましょう。
↑ ダイバーシティ、多様性と訳されますが、それよりしっくり来るのはやはり「いっしょに生きる」ということでしょうか。きれいごとだけでは行かない、しかしその軋轢と取っ組み合って乗り越える、近年の2名作『Wonder』『聲の形』入りました。
(今月の1冊!)
☆『Wonder ワンダー』(R・J・パラシオ、ほるぷ出版)☆
↑ いっしょに生きるためには相手のことを知らねば、というわけで「聞く」ための本。両脇には言葉の本と、聞き書きの本。民話やごあいさつ(?)の本なんかも。
↑ 聞くことに対して、読むこと、語ることも大事。というわけで本についての本、吟遊詩人や演劇など表現する人の本。さらには根本の「学ぶ」本。そして語りといえば怖くてやめられない、怪談も……
↑ 語ることのおっかなさは続きます。現代によみがえった「語りの名手」ヒトラーが巻き起こすブラックコメディ、SNSとネット世論、健康に悪いアレを弁護する人の本。ひるがえって楽しい語りといえば、歌の紙芝居。絵本を使った遊び。カッパの民話も懐かしいですね。
↑ 怖ーい話はまだまだ続く。怖くて美しい妖怪画集、その上は怖くて楽しいミステリーと……英国紳士の格闘技!? いちばん下は楽しくて美しい生き物たちやミニ絵画。
↑ 子どもだって怖い話は大好きだ(人によります)。真ん中はマジでおっかないホラー絵本シリーズ。しかしその下はドジな鬼のお話ですのでご安心ください。怖い話は常に我々のそばにあるのだ。
↑ 我々のそばにあるもの、それが生活です。椎葉のパンフレット(プロ仕様)、椎葉のパンフレット(中学生の力作)入りました。その下はガチ農業の本ですので、春に向けてのご準備にいかがでしょうか。
↑ 生活、農業とくればお料理だ。今回もおいしいレシピ本入りました(一部、ご寄贈です。ありがとうございます)! その下は大人顔負けの手作りシリーズ。梅干しから干物、ホウキだって作れちゃうぜ。
↑ 料理も手工芸も身近な科学です。というわけで科学本。さらには身近な問題を町全体で考える地域づくり本。
↑ 地域に生きるのは人間だけではありません。あらためて読みたい、植物、動物、生き物たちの本いろいろ。
↑ そんな暮らしをおびやかすあれこれ。戦争、偏見、そしてその根本の権力。見よ、気づけ、考えよ。
↑ 見よ、気づけ、考えよ。人間世界や国境を考える本。そしてその美しさを見る写真集。街をうろうろする絵本なんかも。ぼくらはみんな一緒に生きている。(ふりだしに戻る)
(今月の1冊・おかわり!)
☆『感動する地図帖 世界って面白い!となる100テーマ』(イアン・ライト、日経ナショナル ジオグラフィック)☆
見るひとも、気づくひとも、考えるひとも、ぶん文Bunにどうぞお越しください。
ここまで読んでくれたひと、今年も一年ありがとうございます。
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今回の新着棚&ブログ記事は、無断熱の古民家での生き残りをかけて人生初の石油ストーブと格闘する「飛び出す司書」がお送りしました。
まず自分が生きる。