新着棚がおひっこししました(新着棚&絵本タワー更新)
秋は読書の季節です。
そしてお引っ越しの季節です。
というわけで新着本、場所も中身もリニューアルです。
図書館正面入り口すぐ左。よりお近くなりました。
そしてそして、ちびっこに人気の絵本タワー「はじまりタワー」もその横にリニューアル。
では、それぞれ見ていきましょう。
まずは新着棚。今回もジャンル盛りだくさんです。
以下、細かく見ていきましょう。
ついに入った『チ。』最終巻をてっぺんに、小説、宇宙、異世界、絵本などなど、感覚がひっくり返るような世界を覗いてみましょう。
穴をのぞいてみる図鑑も。
こちらは子ども向けの本ではありますが、古典絵本から古典のリライト量子力学、プログラミング、漫画の神様の絵本(!)まで、侮れない一冊が今回も並んでます。
『おとな体験授業』は大人がソワソワするかも。
『おとな体験授業』の横に、世界の抱える問題が並んでいます。国際問題の上に経済・政治、そのさらに上は高齢。
子どもに教えたい問題から子どもに引き継ぎたくない問題まで、人類等しく関係者。
(今月の1冊!)
☆『独裁政治とは?』(プランテルグループ/ミケル・カサル、あかね書房)☆
横に回って、生きる本。上は自分で選ぶ生き方、下は持って生まれた性と身体。同じように見えて違う、自由と思えたけどままならない問題の数々。
いや、問題と呼んでいいのか?
そしてその下、これをお読みの方のほとんどが生きてるだろう「日本」について。そして、全員がその一員になる「歴史」について。
後世、われわれの時代はどう記録されるんでしょうか。
さらに、その時代を作った「ひとびと」。元タカラジェンヌ、征夷大将軍、野球監督、大名から日本人そのものまで。
自分で書くか他人から書かれるかで読み方も違いそう。
こちらは「もの」「ところ」について。脳を含めた身体のパーツ、村の民具や習慣(?)、そしてディズニー、九州各県、列車トイレまで。
変わったところに目を付ける人がいるものです。
実は冬にこそ読むべきSFの古典『夏への扉』の横は、本、言葉、語りに関わる本たち。その下は、言葉を持たない動物たちの協力と敵対などなど。
単に、人間が人語以外理解できないだけですね、きっと。
最後は子どもたちの棚をどうぞ。頭と心の中の本の下は、身体の中の本たちです。
人体の小宇宙は脳だけではないのです。
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変わって、こちらもお引っ越しの「はじまりタワー」。
今までの場所のすぐ横が新しい住所です。まよわず きてね! (まよったら おしえてね)
せっかく場所を移るので、中身も入れ替え。ちょっと前に入荷した本を中心に、絵本棚からもたくさん持ってきました。
もちろん、大人向けの本も大幅増強です。
では、駆け足で見てみましょう。
みんな大好き「だるまさん」「ミッフィーちゃん」「ぐりとぐら」シリーズ。
小さなネズミの緻密な世界を描いた東の横綱「14ひき」シリーズ(絵本棚にあります)に対し、西の横綱「野ばらの森」シリーズも入れました。
こちらは科学と昔話。勉強しようなんて肩肘張る必要はありません。さわってみよう、ながめてみよう。
海外の本、海外についての本もありますよ。名作「エルマー」シリーズ、移民の本に同性婚+養子の家族の本、クリスマス集に分厚い伝記集まで。
椎葉も世界とひとつづき。好きなところへ駆けていこう。
(今月の1冊・おかわり!)
☆『まだまだまだまだ』(五味太郎、偕成社)☆
「よみたいの、ないな……」「ここだけじゃ たりない!」という みんなは、 うえの よみかたガイドを みながら たんけん して みよう!
最後に、おうちの方へ。ぜひ、子どものみなさんとの読書を楽しんでください。
図書館の願いはそれだけです。
ちびっこも、童心に戻りたい人も、考える人も、頭の痛い人も、ぶん文Bunにどうぞお越しください。
おなかの痛い人は、徒歩15分先に病院があります。
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今回の新着棚&チョークアートは「グラフィカル司書」。はじまりタワー&ブログ記事は「飛び出す司書」。
そして、はじまりタワーの仕上げは、「時おこす司書」の三人体制で担当しました。
協力って大事。