「大人の」懐かしいって「こどもの」新しい(椎葉への「想い」あふれました)
椎葉村交流拠点施設Katerie/椎葉村図書館「ぶん文Bun」です。今回のぶん文Bun新着棚×特集棚は、梅雨の鬱陶しさもガッキーロスも吹っ飛ばしそうな嬉しい棚です。
いつもは柱型の棚に「新着本」、鉄骨のキューブ型の棚に「特集本」をディスプレイしていましたが、今回は特集棚と新着棚の合わせ技。というのもこの約1,000冊の本たちはすべて、とある方からの御寄贈品だからです!
「匿名で」とのご希望なのですが、遠く離れた地から椎葉のことを想い、とくに子どもたちに楽しんでもらえるようにとたくさんの絵本や漫画をご寄贈いただきました。本当にありがとうございます。
そして本をディスプレイしながら気づいたのですが、僕たち大人が「懐かしい」と思う漫画や絵本が多い一方で、子どもたちにとってはほとんどが「新しい」ものなんですよね。そしてまた、その子どもたちが成長するにつれて想い出が懐かしいものへと変わっていく・・・。まさにKaterieのコンセプトにある「新しいって、懐かしい」とはこういうことなんだなと考えさせられました。
また、椎葉村では2020年度に「椎葉村子ども読書活動推進計画」を定めました。ぶん文Bunのクリエィティブ司書も策定にかかわったその計画では「読みなさい」という押しつけがましい見かけ上の読書推進ではなく、「大人の背中を見て子どもたちが自然と読書したくなる」ような環境の大切さを謳っています。かっこよく・たのしく本を読む大人の姿あってこその、子どもたちの読書ですよね。
この新しい棚が、親子の「懐かしい」と「新しい」が入り混じる読書コミュニケーションの場となることを願っています!
今回のイラスト看板はクリエィティブ司書・小宮山が描きました。
・・・こんなに可愛くならないです・・・ごめんなさい。
コハチローならば気楽に描けます。
日本の漫画といえば、やっぱり高橋留美子さんです。
『1ポンドの福音』と『はじめの一歩』を並べたくて。
現在ドラマ放映中の『ドラゴン桜』(ぶん文Bunの推し、林遣都さんも出演中!)
懐かしの少女漫画たち。『ガラスの仮面』は巻数が足りませんが、どうぞご容赦ください。
新刊で購入を希望するもなかなか手に入らなかった『もやしもん』
就活の様相って、今も昔もあまり変わらないんでしょうか・・・?
『電車男』も懐かしいですね。今の世の中だと、にちゃんねるとは・・・?
言わずと知れた名作です。
新、バスケ漫画の名作です。
松岡修造さんが現役時代は常に全巻持ち歩いていたという『エースをねらえ!』
これもまた名作です。『タッチ』
最近また話題再燃だそうです!『エリア88』
『ドラえもん』にはじまる藤子不二雄作品をずらりと。
映画最新作が大人気上映中、『新世紀エヴァンゲリオン』
少年は天使か悪魔か、『DEATH NOTE』
これを寄贈でいただけるとは…!『名探偵コナン』
女盗賊たちと名探偵コナンが対決したらどうなるんでしょうか・・・。『キャッツアイ』
ようやくこの漫画がぶん文Bunにやってきました『ワンピース』
98巻まで御寄贈いただいております。
ラーメンに酒に・・・
鮨の漫画が大量に!
「食文化の環」の棚が潤いそうです。
釣りファンお待ちかね!『釣りキチ三平』
『星の王子さま』。絵本だって名作ぞろいです。
これは懐かしい・・・!今の子どもたちはどう思うのでしょうか。
教科書に載っていた『スーホの白い馬』や『すてきな三にんぐみ』など名作ぞろい。
『はらぺこあおむし』のエリック・カールに『ぐりとぐら』のなかがわりえこさん。色んな作品を描いておられるんですね。
定番の日本昔ばなしとディズニー童話!なかなかまとまって買えないでいるところでした。
かこさとしさんの絵本や、『かいじゅうたちのいるところ』
くまって絵本だと可愛いですね。
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ここにある漫画や絵本を「新しい」と思うか「懐かしい」と思うかで「ねんれい ばればれ だな」と、コハチローが申しております…。
今回の新着棚・特集棚はすべて御寄贈本ということですが、実はぶん文Bunで既に新刊で購入済みの漫画や絵本がある場合があります。お求めの漫画の希望巻が新着棚・特集棚にない場合は、ぶん文Bunの蔵書検索で探してみたりスタッフにお問い合わせをしてみてください。
それではぜひ、ぶん文Bunでたくさんの御寄贈本を手に取ってみてください!