日向の国に418あり(椎葉村・宮崎特集)
椎葉村図書館「ぶん文Bun」のクリエィティブ司書・小宮山剛です。
今回は、新しい特集棚が4月18日(418=しいばの日)にオープンとなりますのでお知らせいたします。
コハチローがささやいているように、4月18日は「しいばの日」!そんなわけで今回の特集は「日向の国に418あり」です
今回の特集では、椎葉村に関連する本をまずは集めてみました。何といっても、椎葉神楽の発見者とされている本田安次先生の著作集がぶん文Bunに入りました!
そしていくつかの椎葉村関連本のうち、新しく登録したものをピックアップ・・・。
ちなみにONLY ONE Shiibaの冊子や、地域おこし協力隊OBの村上健太さんが著した『椎葉へ移住』については、椎葉村交流拠点施設Katerieの1階交流ラウンジからお持ち帰りいただいたり、ONLY ONE Shiibaのバックナンバーお申し込みページからお取り寄せいただくことができます。
また、椎葉村についての本や神楽についての本をもっとお求めの方は、ぜひ特集棚近くの「椎葉の風」コーナーをご覧ください。
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『本田安次著作集』に次ぐ今回のメインが、若山牧水賞受賞者たちの短歌集などです。
「418の日」ということで椎葉神楽とその発見者をメインに取り上げていると、神楽やその源流となる神話の国としての「日向(ひむか)の国≒宮崎県」に目を向けないわけにはまいりません。そこで、最近手に入れた神話の本や「宮崎県の発祥」に関する本をすこし並べてみました。
江戸時代の儒学者・安井息軒や、明治時代に「宮崎県」立ち上げのために奔走した川越進。彼らの宮崎おこしと共に、日向神話をたどり『日本書紀』や『古事記』にも立ちかえってみてはいかがでしょうか・・・。
なお、日本の神話についてより多くの本をお求めの方は「日本人の心」コーナーをご覧ください。
そして、宮崎をめぐる文学作品集を仕入れました。『みやざきの文学』には、お知り合いが載っているという方も多いのではないでしょうか?
さて若山牧水に立ちかえります。
宮崎・椎葉村特集の今回なぜ牧水かといえば、彼の出身地が椎葉村の近くにある東郷町だからなのです。椎葉~日向市を車で移動する際、国道327号線で牧水公園・若山牧水記念文学館の道路標識を見かけますね。
そして、歌人・若山牧水にちなんで設立されたのが若山牧水賞です。歌人として有名な俵万智さんなどが歴代受賞者に名を連ねており、「短歌文学の分野で傑出した功績を挙げた者に賞を贈る」という趣旨のとおり短歌界における重要な賞となっています。
今回の特集「日向の国に418あり」では、若山牧水賞を受賞した歌人をずらりと集めてみました。
ちなみに、クリエィティブ司書・小宮山剛お気に入りの一冊は『水中翼船炎上中』です。本のつくりがとっても綺麗!
なお、俵万智さんの最新作『未来のサイズ』やその他作品、その他の詩歌などは「教養の礎」コーナーにディスプレイしてあります。
今月の雑誌ピックアップは、椎葉の地域を考え椎葉の山々に浸る・・・ということで『地域人』と『岳人』です。最新号は「雑誌の滝」コーナーにあります!
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ひとつの「418」というテーマから宮崎へ、神話へ、若山牧水・短歌へと広がった今回の特集「日向の国に418あり」。ぜひ椎葉村図書館「ぶん文Bun」にてお楽しみくださいね!
※なお2021年4月13日から当面の間は、椎葉村が含まれる宮崎県・東臼杵郡圏域での新型コロナウィルス感染の急増に鑑み、来館可能な方を「椎葉村民の方」に限定させていただいております。畏れ入りますが、何卒ご理解とご協力をいただけますようお願い申し上げます。(2021年4月17日現在)