
ホンミライと椎葉村連携事業「秘境の文筆家」から商業出版2件続く! -2月に『いつかニルヴァーナで』(楪一志)、3月に『風待みなと博物館』(田中葵葉)-
宮崎県椎葉村(村長:黒木保隆、以下「椎葉村」)と一般社団法人ホンミライ(代表理事:今村翔吾、以下「ホンミライ」)は、2024年に連携協定を締結し、秘境の地で躍進を目指す作家人材の発掘や育成、作家活動を通じた地域課題解決や読書振興に取り組むためのプロジェクト「秘境の文筆家※」を継続してきました。
本プロジェクトでは大目標として「秘境の地での文学修行を経て商業出版を果たす」ことが掲げられていますが、この度2026年2月から3月にかけて、以下のとおり2作品がハルキ文庫から出版されますのでお知らせします。
※「秘境の文筆家」募集時の記事はこちら:
https://katerie.jp/2024/01/22/honmiraishiibavill/
<出版情報>
楪一志 『いつかニルヴァーナで』 (ハルキ文庫)
(装画:ふすい 装幀:bookwall)
(帯文:今村翔吾)
・あらすじ:
早坂千弦(ちづる)はアイドルグループ『クインテイル』の熱烈なファンだった。推しの瑠璃香(るりか)にはどんな時でも幸せでいてほしい、それだけを願っていたのに、その願いは叶わなかった――千弦が目を覚ますと、真っ白な空間に一人の女性が立っていた。神使(しんし)と名乗るその人物は、千弦が27歳で死んだという……
人間の罪と死に、深く真摯に向き合った、祈りと再生の物語。
・著者略歴:
北海道出身。2024年7月より、秘境の文筆家の一員として宮崎県椎葉村に在住。2021年、Web小説サイト「カクヨム」掲載作を加筆修正した『レゾンデートルの祈り』で作家デビュー。刊行後、SNSなどにて大反響、続々重版した。その後、「レゾンデートルシリーズ」として『レゾンデートルの誓い』『レゾンデートルの結び』を刊行。
・著者コメント:
今回、ご縁があって角川春樹事務所さまから刊行していただけることとなり、とてもありがたく、そして嬉しく思います。
本作「いつかニルヴァーナで」は『罪』がテーマの一つとなっており、自然豊かな椎葉村に移住したからこその描写も含まれている物語です。人は誰しもが罪を犯す生き物。もしあなたを必要以上に縛り付けている罪悪感があるなら、いつか少しだけでも解放される日が来てほしい。そんな想いを込めて紡ぎました。
・発売予定日:2026年2月13日(金)※
田中葵葉 『風待みなと博物館』 (ハルキ文庫)
(書影近日公開予定)
・あらすじ:
風尾町。あまりに風がなくて、いつでも船出を待っていることから「風待ちの港」と呼ばれた、瀬戸内に面した穏やかな町。その町に祖父の死が切っ掛けで帰って来た葉山恒一は、仕事に忙殺され、心を無くしていたことに気が付き、少し休むことに。そんな折、かつて祖父がこの町でプラネタリウムの解説員を務めており、その音声がつい最近再開した博物館に保存されていることを知る。そして恒一は、〈風尾博物館〉へと足を踏み入れた……。ものや星が、心を繋いでいくハートフルストーリー。
・著者略歴:
1992年山口県生まれ。北九州市立大学文学部卒業。現在、今村翔吾氏が発案・協力している宮崎県椎葉村にて地域おこし協力隊〈秘境の文筆家〉として活動中。第33回太宰治賞最終候補、第34回福島正実記念SF童話賞佳作、第4回ことばと新人賞最終候補(すべて高本葵葉名義)。今作がデビュー作となる。
・著者コメント:
椎葉村で生まれた小説が、こうして世に出ることとなりました。『風待みなと博物館』は古い物たちを通じて人々が繋がっていく物語です。過去と現在が隣り合い、未来へと受け継がれていく、椎葉村という土地でなければ書けなかった作品だと思っています。出版に至るまで、取材で椎葉村民俗芸能博物館を訪れるなど、多くの方に支えていただきました。
読み終えた後、心のどこかに小さな灯がともる。そんな一冊になればうれしいです。
・発売予定日:2026年3月13日(金)※
※発売予定日と実際の各書店さまでの店頭販売日は異なることがあります
<ホンミライ・椎葉村、各代表者コメント>
・ホンミライ 代表理事 今村翔吾
この『秘境の文筆家』の取り組みは、2024年7月より始まりました。そこからこれまでの間、何をしていたのか。まずは小説の書き方の指導です。他の小説教室で教えているような技術的なことは勿論ですが、私はそれ以上に「デビューしてからのこと」に焦点を当てて来ました。本取り組みは作品を一つ世に出すことがゴールではなく、数年、数十年、作家としてあり続けることを目標としているためです。その為のノウハウは多岐に亘りますが、中でも拘ったのは執筆量のこと。毎日、原稿用紙で何枚書いたかを記録し、一定期間中に一つの作品を生み出すということ。つまりこの間に幾つもの作品が出来ていた訳です。これで年に数作品を書く能力、習慣は身についたと考えています。
そして今回、世に出せると判断した作品が生まれたことで出版に至りました。私も新人賞の選考委員を務めており、一人の作家が生まれる瞬間に立ち会ったことはあります。しかし、今回ほどその経緯を知っていることはありません。その分、皆様に読んで頂けるのかと、私事のように緊張もしています。先述した通り、これで終わりではなく始まりに過ぎません。二人の作家が末永く作品を世に出せることを祈念しています。
・椎葉村 村長 黒木保隆
ホンミライさまと連携した「秘境の文筆家」の募集を開始したのが、2024年1月22日でした。「椎葉村のような山奥に住むと言ってくれる応募者がいるだろうか」という不安が大きかったのですが、ふたを開けてみれば92名という、村への移住希望者数としては大変な規模のご応募をいただきました。
書類、面接と狭き門をくぐり着任した4名の文筆家たちは秘境の地で日々執筆に励み、慣れない土地で努力を続けてくれました。そして、募集開始の日からちょうど2年目の本日、2名の文筆家の商業出版という素晴らしいお知らせができますことを、心より嬉しく思います。
昨年7月の着任式で私は「売れる作家になってほしい」と申し上げました。その本意は、デビュー後も強く、また楽しく小説を書き続け、椎葉の地から羽ばたく作家として、日本・世界中の人々へ物語を届けてほしいという切なる願いです。
「ONLY ONE Shiiba」 世界に一つだけの椎葉から、世界へ。
楪さん、田中さんにおかれましては、これから益々のご活躍を祈念いたします。
<出版記念オンラインイベントの開催>
2024年7月から秘境の文筆家として活動してきた楪一志さん・田中葵葉さんの出版を祝い、以下のとおりX(旧Twitter)でのスペース配信を実施します。当日は、ホンミライ代表理事として今村翔吾先生も参加され、秘境の文筆家としてのプロジェクト開始から出版に至るまでを振り返る予定です。ぜひお聴きください。
スペースリンク:https://x.com/i/spaces/1dRKZalOorwxB
・参加者
楪 一志(秘境の文筆家)
Xプロフィールはこちら:https://x.com/yuzuriha_isshi
田中葵葉(秘境の文筆家)
Xプロフィールはこちら:https://x.com/tanaka_aoba
今村翔吾(ホンミライ代表理事)
Xプロフィールはこちら:https://x.com/zusyu_kki
小宮山剛(「秘境の文筆家」企画者)
Xプロフィールはこちら:https://x.com/Tsuyoshi_Kmym
<お問合せ先>
1.今村翔吾代表理事に関すること
一般社団法人ホンミライ
メール:info@honmirai.or.jp
2.秘境の文筆家・椎葉村に関すること
椎葉村役場 地域振興課 秘境の文筆家担当
電 話:0982-67-3203
3.出版に関すること
株式会社角川春樹事務所 書籍編集部
電 話:03-3263-5247