ぼくらは、谷川俊太郎とともに生きてきた【特集棚更新】
2024年11月13日、谷川俊太郎さんの訃報が流れました。
某司書は「谷川俊太郎って亡くなるんですか!?」と取り乱していました。いやいやと口では言いながらも、私も同感でした。
そうです、私たちは幼少期から、知らず知らずいつも谷川さんのことばに触れてきたのです。それはまるで、息を吸って吐くかのごとく自然なことでした。
感謝の念を胸に、谷川さんを偲んで。
「ぼくらは、谷川俊太郎とともに生きてきた」
今回も絵心ある系司書の、「とまり木司書」髙橋さんに黒板アートをお願いしました。
特集をつくりながら、あの作品にも、この作品にも、いたるところに谷川さんが関わっているという事実に、今更ながら気づかされました。世界を広げてくれた人・谷川俊太郎が残した作品たちを、ほんの一部ですが追っていきましょう!
今も昔も、みんな夢中になって読んだ物語。なつかしいものからごく最近のものまで、世代を超えて伝わる物語たちです。
おうちでも学校でも図書館でも、あなたのそばにいた物語。
翻訳も幅広く手がけておられました。レオ=レオニ作品だけではなく、『ピーナッツ』も『あしながおじさん』も『マザー・グースのうた』もその一つ。
やさしいことばでありながら、戦争の悲惨さや平和、生きることへの強い思いをまっすぐに表現されていたのも、谷川さんの特徴でした。
よ~く探さないと見つからない、谷川さんのことばが登場する本たちです。
河合隼雄さんとの共著もしばしば見られます。
今ごろ天国で、杯を交わされているのでしょうか。
谷川さんの詩集を携えて、友と語り合うならこのラインナップ。
谷川さん自身が語る詩、そして鴻上さんが語る谷川さんの詩。
生きざまでしょうか?それとも死にざまでしょうか?いいえ、老いざまだと思うのです。
谷川さん、今度はみんながあなたを悼む番です。
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今回のお相手は、「時おこす司書」藤江でした。谷川俊太郎さん、数々の作品を、ことばを、ありがとうございました。