2023年10月の特集棚は、秋の夜長に向けた大シリーズ!
……と、その入り口になる、読みやすい本を一緒にピックアップしました。

↑どっかで見たようなデザイン……?


↑あっ……

↑気を取り直して、まずは棚のオモテ面とウラ面。迫りくるような過密ぶりですが、ちゃんと救済措置があります。ご安心ください。
では、個々の棚を見ていきましょう。

↑まずは第1弾、旅シリーズ。しょっぱなから長い棚をぎっしり占領。
ウッとなっちゃった人も大丈夫。入り口用の本『世界の朝ごはん』『酷道大百科』から入りましょう。
世界は広いですが、一日の始まりに美味しいもので気合い入れるのは万国共通?

↑そして第2弾はスタジオジブリの絵コンテ集。あの超細密・絶景アニメ映画はみんなここから始まった。
入り口の本は『腐海創造』『スタジオジブリ物語』。

↑こちらは本物の絶景、九州山地を極めるなら手に取りたい「季刊のぼろ 九州・山口版」。
まず低山から始めてもいいし、穂高を狙ってもいいし。

↑高齢者サロンで密かな人気の大活字本。文豪シリーズ、ついに買いました。
「文豪、とっつきにくいな……」という方は入り口本『文豪たちが書いた酒の名作短編集』『文豪の凄い語彙力』『女生徒』(イラスト入り)をどうぞ。文豪たちがグッと身近になりますよ。


↑科学だって忘れちゃいけない。真っ赤な表紙の科学雑誌Newtonが新書でお披露目。
『「嫌み」と「皮肉」の心理学』『リスク&チョイス』等々、科学オンチも思わず気になるタイトルが実はたくさん。
入り口は『体はゆく』。「できるを科学する」とは……?

(今回の一冊!)
『 「嫌み」と「皮肉」の心理学』(ロジャー・クルーズ、ニュートンプレス)

↑若年層の皆さん、お待たせしました。絵事典もたくさん入ったよ。
入り口本は『じぶんでよめる たべものずかん』。大人も読みたい。

↑こちらは大人用の絵事典(?)。ぶん文Bunで買い続けてる「もっと知りたい」美術シリーズ、新刊どっさり入れました。
入り口本は『暗号で読み解く名画』。でもなんか深い沼にはまりそうな、意味深な表紙。

↑その西洋美術の土壌となった、欧米の歴史と文化本。
入り口本は『アメリカ紀行』『くまのパディントン』。女王陛下とお茶を頂いたクマ抜きに大英文化は語れない。

↑さて大トリは、文化からふたたび文学へ。主要国で何がどう書かれてきたのか総ざらいです。
入り口本はそれらとは別の国から。イギリスの『バイロン詩集』、チェコスロバキアの『存在の耐えられない軽さ』を覗いてみてください。

千里の道も一歩よりとは言いますが、一歩目で遊んでたって、横道に行ったって構わないのが読書です。
秋の夜長のおともに、あるいは秋の行楽のおともに。
ぶん文Bunで本にさわってみませんか?

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この棚は、PayPayドームで開催されたリレーマラソン大会でまんまと筋肉痛になった「飛び出す司書」がお送りしました。
翌日の散歩中に犬に引っ張られたのが最大の地獄でした。存在の耐えられない重さ。